カフェイン依存

50代の男性

今年の2月に、前から知り合いだった男性からこんな相談を受けました。
「目の周りが冷たくって。これってどうにかなりませんかねぇ・・・」

彼は目が悪く、ほとんどの視力を失っている方です。

「目の周りだけが冷たいんですか?」
「他に冷えを感じることってありますか?」
「体を冷やすものを食べていないかしら?」
「コーヒーって一日に何杯くらい飲みます?」

なんてスクリーニング(問診)をしていると・・・

彼はコーヒーを毎日10杯程度飲んでいるということがわかりました。
つまり、水分補給はほぼすべてコーヒーなんです。

 

「カフェイン依存症になっているかもしれませんね・・・
カフェインは自律神経の一つ「交感神経」を優位にして、血管を収縮させる作用があるんですよ。コーヒーをやめることはできませんか?その代わりに麦茶を飲むようにして心がけてみてくださいね。
そして、コンディショニングをすることでさらに自律神経を整えていきましょう。」

と提案しました。
正直、難しい提案です。
本人の強い意志がないと続けられません。


彼はどうしたのか???

 

その日に麦茶を買って帰り、それ以来コーヒーを止めたんです。

 


あの日から5ヶ月後。

レッスンでお会いすると、まるで別人のように変わっていました。
毎週お会いしていたのですが、今日はビックリするくらいだったんです。

まず、肌が白く輝きが出てきました。
そして、心が安定しているのか落ち着きが出て、呼吸もゆったりと感じました。
姿勢もよくなり、肩の力みも抜けています。

 

レッスンが終わり、私は彼のところに行きました。
「○○さん、最近目の冷えはどうなりましたか?」

「すっかり良くなって、今は冷えた感じがしなくなりましたよ。
肌もモチモチしてきたんです。背中の硬さもとれてきたみたいだし。すっごく調子がいいんです。」

「あれから、飲み過ぎていたコーヒーと酒を止めたんです。数週間したら先生が言っていたように禁断症状でひどい頭痛になりましたよ。でも、カフェインを体から抜くために頑張りました。
一度コーヒーが飲みたくなって飲んでみたらお腹が痛くなっちゃって・・・。ずいぶん体に負担をかけていたんですね。」


私は分子栄養学を学んだ時にカフェイン依存の怖さを知りました。

みなさんもカフェインの摂り過ぎにはご注意くださいね。
手指の冷え、震え、動悸、発汗(手汗、足汗)、不安感
などが出ている方はカフェインを摂り過ぎることによる自律神経の乱れ(交感神経優位の症状)が出てきている可能性がありますので・・・


運動をやっても健康になれない時は、普段食べているものを見直してみましょう。
それでも健康になれない時は、心の中に潜む問題を解決していきましょう。

楽爽健は、心も体も健康になることを応援しています。